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1月6日
自機にエンディミオンという名前が付いたのは後半で、セレーネ英語圏、ゾードム独語圏という設定が出来た以降です。ゲームが完成に至るまでに幾度かデザインをアップデイトしましたが、さすがにCG製作にはFIXさせる必要がありました。そのモデリング用資料として描いた物ですね。 pic.twitter.com/Fg9yQL9hdR
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 5, 2021
ガンポッドですが、当初はVCWSGHBRでした。中期にFとJが追加され、そして開発末期にMPが更に増やしましたが、この辺りは現場の意見を吸い上げた物で、個人的には「ようわからん」物でしたね。。ブレードに関してはプログラマに波動拳コマンドを入れたら何かが起きてほしいと伝えました。時代ですね。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 6, 2021
1月7日
選択メニューをどうするか? ゲームモデルではアップに耐え難い。と言ってCGモデルを用意する程の時間もない。ならばと考えたのがあの線画をワイヤーフレーム風に見せる手法です。グリッドが回転した後、機体が表示する過程は口頭だと理解して貰えないので、動画を作ってそれを再現してもらいました。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 6, 2021
4Kすら当たり前の現代だと考え難い話ですが、PS1の解像度は256ベースでドットのガタツキが目立ちます。アルファチャンネルも使えない中、あの選択画面はチープに見えない様に色々と考えた結果でした。今なら高解像度にハイエンドモデル使って何でも自由に出来ますね。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 6, 2021
そんな苦労の果て、ゲームも無事?に完成したものの、当時SQ社でこれだけ売れないとダメとされる数字に遠く及ばずでした。S口氏はEHはよく出来ているが赤字、だから次は会社に利益を出す物を!と言ったそうです。会社は事前事業では無いのでド正論ですね。そうしてEHは静かに消えていったのです。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 7, 2021
事前→慈善
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 7, 2021
1月8日
今一度難度の件ですが、ボスの個性づけや演出等、EHを象徴するゲーム性が固まったのは3st位からです。そこからが楽しいと言えるのに、怒涛の雑魚ラッシュでやられしまい辿り着けない。家庭用なのだから回数制限など無くし、せめて時間さえかければ…5stデモ位は見れる様にして欲しかったですね。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 7, 2021
発売後はネットで評価を見る事もありましたが、酷いデマもありました。Amazonのレビューでスタッフ全員解雇と書かれたものなどその典型ですね。大手の会社で解雇など有り得ません。「お前、誰に聞いてこんな適当な事書いとんねん?!」ですよね。メンタルに良くないので評価を見る事も無くなりました。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 7, 2021
時が経ちニコニコ動画が登場すると、何気なくそこでEHのプレイ動画を見る訳です。超絶プレイと画面を覆い尽くすコメント。ああまだプレイしてくれている人がいる!嬉しくなると同時に夢中になって見ている自分がいました。熱いコメント群を見て、これはリメイク行けるんじゃないの?と思った訳です。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 8, 2021
プレイしてもらわないとゲームの楽しさが分からないのに、わざわざ難しくして間口を狭くするのは如何なものか?と感じていた開発時のジレンマをユーザーの超絶プレイ動画が一気に解消してくれたのは鱗目でした。そしてSGの導入演出が好評という事もこの時知りました。2006、7年頃だったと思います。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 8, 2021
1月9日
SQEXもすっかり様変わりしていて、もう開発に金を掛けれなくなっている時期。そこで当時上長だった名人に、EHをPSPでリメイク少人数短期開発させて欲しい旨を伝えた訳です。が、結果はNG。時を経ても会社に赤字を出した過去タイトルとして認識されている、という事を強く気付かされただけでした。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 9, 2021
その2年後位にも、ダメ元で他のプロデューサーに話を出した事もありましたが言うに及ばず。。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 9, 2021
スタッフも散り散りになり、あの独自の世界観を考えた企画者も、そして当の自分も随分前に会社を離れました。再びアインハンダーが動き出す事は難しいでしょう。。
期間限定で長々と呟いてきましたが、そろそろ終わろうと思います。後輩の企画に便乗した事で、ユーザー様がフォローしてくれたのがきっかけでしたが、23年をふり返る良い機会となり、長年の喉の支えが取れた気もしています。アインハンダーのユーザー様方、本当にありがとうございました。
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 9, 2021
— brilliant-stone (@BrilliantStone) January 10, 2021
brilliant-stone 氏のツイートは以上となりますが、噂の後輩さんのツイートを次ページからまとめます。
まさか昨年12月頭からこんなツイートがされていたとは気が付かなかったなぁ…。